Fujimoto Yuichiro (Powershovel Audio)

Before I started this label, I was making music by myself and had released it through a number of different labels. For me, making music was something I did alone, but making a CD always meant I had to co-operate with someone. To trust your work to the hand of another, and try to make something together, can be frustrating. But, on the whole, it's a lot of fun. You often can see your works in a new light and, from there, a new direction can be found.

Up until now, this was the extent of my knowledge. But, with starting our own label, I soon came to realise that what I knew was really only the tip of the iceberg. Our job now included getting the shops to accept the CD, and getting people interested in the music. In a way, we had to get involved in the album far deeper than even the musicians.

For us, it's not enoughto simply get the master and drop it out into the world. We want to do it properly, so after discussing both the artist's and our opinions, we want to make an album where everyone can be satisfied. Our label has started and is still small. So, we really have no idea what it will become. But I know how I'd like it to be. Although our releases might be all over the place, whichever you choose out of them I hope you'll find something interesting. I don't want us to lose our way. I want to create a label like that. And I hope that as many people as possible will listen along the way.

Oomori Hideki (Powershovel. Ltd. )

Powershovel Audio is the label created by the company known as pioneers of toy cameras, Powershovel Ltd. In charge is Fujimoto Yuichiro, a musician who has released music himself on labels such as SmalltownSupersound from Norway, or AudioDregs from America. He has also been a member of the company for a long time. So really, this is a label that began quite naturally.

Nowadays there are many types of music, and for each genre there is a slew of small labels ready to cater to the needs of even the most refined and picky listener. But Powershovel Audio has a slightly different direction, by focusing and seeking out highly specialised music and presenting it in a way that listeners who wouldn't usually find it can easily enjoy. Our motto is "a sound that anyone can meet".

And, since we are a camera company, all the artwork a CD will be based on photos taken by the artists involved in the release. In their hands, usually used holding instruments or faders, we thrust a camera. And, to our surprise, like their music there's usually something special about the photos they take. I'm glad we had this idea.

Fujimoto Yuichiro (Powershovel Audio)

早いもので、Powershovel Audioが始まって、最初のリリースをしてから丸6年。 リリース数も38タイトル(!)にもなりました。(2011年1月現在で)

相変わらず、ジャンルもバラバラ、趣味趣向も関係なしの謎のリリースを続けている変なレーベルだと自分でも思いますが、振り返るとガギ、ゴギと曲がりくねりながらも最初から繋がっている線がある。と自分では思っています。

それはフォークだったり、テクノだったり、ラテンだったり、ヒップホップ、ミニマル、レゲエ、実験音楽、ハードコア、エレクトロニカなどバラバラで、まるで裁縫下手な人のパッチワークみたいです。

だけど、一つ一つの作品がいちジャンルの中でにどまらずに、むしろ少しづつハミ出してしまっているような作品が多く、「何かおもしろいものがある」という予感があって、リリースしてきました。

普段聴かないジャンルの知らないアーティストでも、うちのレーベルから出しているから聴いてみたら好きになった、というのが一番うれしい感想です。

いつの間にかリリース数は結構増えて、年月的にも立っているのですが、とくに音楽業界周辺と付き合っていないので、いまだにポツンと孤立しているような感じで、CDをリリースしていく手順も本当にアマチュアのような自分たちですが、面白いと思える音楽であれば、いつでも、ジャンル問わずリリースをしていこうと思っています。 今後ともよろしくお願いします。

Oomori Hideki (Powershovel. Ltd. )

アルバイトだった藤本が音楽が好きだった。本人も何やら音楽をやっていて、どうも一部のモノ好きな、やさしくて気の長い人たちにはそれなりに気にいってもらってるらしい。なので、まあ、音楽レーベルくらいできんじゃない、という甘い考えでスタートした。それで、やってみたら1年たっても何にもリリースできない。何やってんね!となって、私が介入しケツを叩きまくりドカドカ出した。なんと藤本君は音楽好きではあるが、仕事は超のんびりなのであった!なんじゃ、それ!

で、気づいたら音楽好きなスタッフが集まってくるようになった。そこで、彼らも交えて、いよいよ節操無く様々な作品をリリースしてきた。いろいろ作った。スタッフの佐々木(デザインやってる)が携帯電話で音楽を作っているのを知って、聴いてみたら感動した。だって、彼女は全く音楽ファンじゃない。チェッカーズとサザンとビートルズしか知らず、ジョンとポールの声の違いもわからない。けれど、その音楽はどこか感動的で、このCDは忘れられないリリースになった。僕がここで書いたライナーの小文は、自分の音楽感が全部出たと思っているし、「retuen of Sasaki san」という作品も世界に誇れるものだと思っている。ラファエル・セバーグのアルバムも2年くらいかかった。なんたってキューバレコーディングまでやったのだ。おれたちゃメジャーじゃねえんだよ!と思ったが、彼のファーストアルバムを作ることに関わることができたのは楽しかった。

もちろん、全ての仕事がそうであるように、いいことばかりじゃない。
あるミュージシャンのCDを作った。いつものようにミュージシャンが写真を撮り僕らが編集する。彼はいわゆる緊縛写真も撮ってるし、いろいろ撮ってた。僕らは縛りの写真の次のページに子どもがむじゃきに糸で遊んでいる写真を配した。これに彼は激怒してお前らとは二度と仕事しないといった。もちろん、緊縛写真の縄と、子どもの手の糸のイメージをダブらせるのが目的だ。が、これを非道徳と感じられたことに、こっちも怒った。そもそも音楽なんて道徳とはなにも関係ないでしょ?君らそんな優等生みたいな精神でアンダーグランドでやってんの!?だったら緊縛なんて高尚なことやるんじゃねぇ!って思った。けど、その作品を自分は今でもよく聴く。今ではいい思い出だ。まあ、いろいろあるよ。ミュージシャンは皆、個性的だし、我々も個性といいかげんさでは負けていない。

僕らの出す音楽は、そう売れるものではない。けれど、僕らがもっと頑張れば、もっといいセールスマンであったら、もう少しは売れるのかもしれない。そう、思うとミュージシャンたちには申し訳ない。僕らはそんなにいいセールスマンではない。けど、新しい音が生まれたら、それをできるだけいい状態で作ることに少しは協力できる。そして、出し続けていくことならやってきた。音楽は多くの人に届いたほうが、幸せなのだ。それはそうにきまってる。けれど、今の僕らができるのは、音楽が届くかもしれない可能性を、1つでも、小さくても、少なくても、非力でも、作ることだけだ。音楽から、僕らは何もかも教えてもらった。だから、誰かに何かのキッカケやヒントを与える可能性を捨てたくなくて、音楽と関わることを続けている。

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